
「付き合って1年で別れる確率」をご存知でしょうか。
実は、付き合って1年を迎えると、多くのカップルが別れの危機に直面すると言われています。
そろそろ1年経つカップルや、好きな人と結ばれたばかりの人の中には、すでに自分の恋愛に対する不安が高まっている人がいるかもしれません。
この記事では、付き合って1年目の別れの危機について知り、それを上手く回避する方法をお伝えします。
- カップルが付き合って1年で別れる確率
- 付き合って1年のカップルが別れる確率が高い理由
- 付き合って1年目の別れる確率を下げる方法
- 長続きするカップルに学ぶ恋愛のヒント

「付き合って1年しか経ってないのにイチャイチャが減った」「付き合って1年経っても彼のことが好きすぎるのに、相手はなんだか冷静…」など、特に女性の方が、彼氏の気持ちが冷めることに不安を感じやすいもの。
これから付き合おうと思っている人も、現在の関係に悩んでいる人も、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
カップルが別れる期間の平均。世間の感覚は?

一般的な統計や調査から見ると、カップルが付き合って1年以内で別れる確率は非常に高く、全体の約5~7割とも言われています。
その次に多いのが、3か月以内。特に「付き合ってみたけど合わなかった」というケースで、早期に別れる傾向があります。
一方で、「1年以上続いたカップルはその後も続きやすい」というデータも。
まずは、このような統計をもとに、世の中の男女が別れる確率についてどのように感じているのかを詳しく見て見ましょう。
「若い人ほど早く別れる確率が高い」
「若い人ほど別れやすい」と感じている人は多いですが、これは本当なのでしょうか。結論としては、若い人ほど早く別れる傾向があるのは事実。
以下は、年代別の主な別れる理由です。
10代〜20代前半
・見た目の好みや軽いノリ、一時的な寂しさを埋めるためなど、勢いで付き合うことが多い
・恋愛をファッションと同じような感覚で考える人が多い
中学生・高校生・大学生
・恋愛経験が少ないため、理想と現実のギャップに対処できない
・精神的に未熟なため、ケンカやすれ違いをうまく乗り越えられない
・学業や将来の進路に向けた動きが生活の中心となるため、恋愛の優先度が高くない
20代後半~30代以降
・将来を視野に入れ、価値観の一致や居心地の良さ、金銭面の安定など、”将来性”を重視して相手を選ぶ
・合わないと感じると別れを選択するが、長続きする確率は20代前半までよりも高くなる
「1年以内は6割という感覚」
一般的な実感値・世間の肌感覚として、カップルが付き合って1年以内で別れる確率は約6割という感覚は、妥当だと言えます。
特に、10代〜20代前半では、SNSや周囲の恋バナでも「すぐ別れた」という声が多く、「3か月で終わった」「半年もたなかった」という話がよく出てきます。
これは、1年という節目は“倦怠期”や“価値観のズレ”が出やすい時期だから。それを乗り越えられないカップルが多いのです。
「社会人カップルは平均交際期間が長い」
「社会人カップルは平均交際期間が長い」という意見は、統計的な傾向としても多く見られます。
特に目立つのが、「社会人同士は2〜3年付き合って結婚という話をよく聞く」「大人になるほど“とりあえず付き合う”が減るから長続きしやすい」という意見。
- 時間やエネルギーを無駄にしたくないという意識の芽生えから、「次に付き合う人とは結婚したい」という価値観が強くなる
- 仕事・経済状況なども影響し、付き合うまでが慎重になる分、付き合った後は長続きしやすい
- 20代以降になるとある程度恋愛経験を積んでいるため、ケンカの対処やすれ違いの乗り越え方を熟知している
このようなことから、社会人になってから1年以上付き合うカップルは、相性の良さを感じて結婚に至るケースも少なくありません。
付き合って1年は危機を迎えやすい!別れる確率が高い理由
付き合って1年前後は、多くのカップルが別れの危機を迎える“山場”だと言われています。
特に多いのが、「イチャイチャしたいのに拒否されるようになった」「付き合って1年ぐらいで毎回冷める」といった悩み。

意外かもしれませんが、付き合って1年の女性・男性心理として、「付き合って1年ですでに体の関係なし…」「キスしたいと思わない」といったスキンシップのマンネリに関する悩みが多いのも特徴です。
このように、付き合って1年目のカップルが危機を迎えやすく、別れる確率が高い理由を詳しく見ていきましょう。
倦怠期に入るから
倦怠期は、どのカップルにも訪れる“自然な感情の変化”。
お互いの”素”を見る機会が増えたり、相手の行動パターンがわかったりして、付き合い始めの高揚感が薄れてくる頃に、「好き」という気持ちに確信が持てなくなる人が増えます。
- ドキドキが薄れて刺激が足りなくなる
- 相手との日常的なやり取りにマンネリを感じやすくなる
- 「最初の頃の好きな気持ちがなくなったかも」と感じやすい
- セックスがつまらない
また、最初は許せた小さな違和感が、ストレスや不満として蓄積しやすくなる時期でもあります。
日常的な言い合いやケンカが増えるため、「関係を続けるか、終わりにするか」という岐路に立つカップルもいるでしょう。
相手の欠点が見えてくるから
付き合い始めは、「好き」という感情が相手を理想化するため、ドキドキや高揚感がピークになります。
しかし、付き合って1年も経つと、素の性格・生活習慣・価値観のズレなどが徐々に目立つようになるため、別れる確率が高くなります。
- 「連絡がマメじゃない」
- 「浪費家」
- 「店員さんへの態度が気になる」
- 「返信の遅さが最初は気にならなかったけど、今は冷たく感じる」
このように、「こんなはずじゃなかった」というギャップに悩みやすくなる時期。一緒にいる時間が長くなればなるほど、違和感も感じやすくなってしまいます。
また、「まだ1年だし」「嫌われたくないし…」という気持ちからなかなか話し合いができず、不満を抱えたまま別れを選ぶ人も多いです。
結婚観のズレに気づくから
交際当初は「楽しい」「好き」が主軸ですが、1年経つと、自然と「この人とこの先どうなるんだろう?」と将来を考える時期に入ります。
そこで”結婚したいタイミング”や”子ども・仕事・お金の価値観”などのズレが浮き彫りになりやすくなります。
結婚に対する考え方をきちんと話し合えないカップルは、「私たち、どこに向かってるの?」という見えないストレスを抱えるようになり、別れる確率が高くなります。
生活や環境が変わるタイミングだから

付き合って1年という節目に、入学・卒業・社会人スタート・転勤・引っ越しなどのライフステージの変化を迎えるカップルもいます。
「時間が合わない」「会う頻度が減った」などの変化が、気持ちのすれ違いに直結しやすくなります。
また、新生活では以下のような状態に陥りやすいことも、別れのきっかけに。
この他、どちらか一方が「転職したい」「地元に帰りたい」など、人生の方向性が変わるタイミングで、相手との価値観のズレに気づいて別れを選ぶケースも。
「生活が変わるから冷める」のではなく、変化に二人がどう向き合うかで、”別れ”か、“絆が強くなる”かが分かれるのです。
試練やケンカを乗り越えられないから
付き合い始めはお互いを気遣い、衝突を避けがち。しかし、付き合って1年も経つと素の自分が出やすくなり、遠慮なく意見をぶつけ合うようになります。
ケンカ慣れしていないカップルほど、「こんな人だと思わなかった」とショックを受け、別れる確率が高くなります。
また、中には 一度の衝突で「この人とは合わない」と感じ、早々に結論づけてしまう人もいます。
若いカップルほど、話し合うよりも“別れる方が楽”と判断してしまう傾向に。
付き合って1年目の別れる確率を下げる方法7つ
「付き合って1年目」は、カップルにとって最初の大きな壁。
ここを乗り越えて別れる確率を下げるためには、感情・習慣・価値観の3つを丁寧に見直していくことがカギになります。

この1年目の山場を超えると、お互いの安心感や信頼が強くなりやすく、関係は安定して長続きしやすくなります。
そのための7つの対処法を厳選してお伝えしますので、ぜひ試してみてくださいね。
1. 一緒に“新しい体験”をする

付き合って1年目は、付き合い始めのワクワク感が落ち着いてくる時期。同じようなデートばかりしていると単調な日常になりやすく、気持ちが冷める原因になってしまいます。
そこで、新しい体験をすると、二人の間に“刺激”や“感動”を取り戻す効果があります。
新しいことに挑戦することで、一緒に笑ったり、助け合ったり、驚いたりする機会が生まれます。
それが「この人と一緒にいてよかった」「まだまだ知らない一面がある」と感じて愛着が深まるきっかけになるのです。
2. 感謝と愛情を言葉で伝える
付き合って1年も経つと、最初のような緊張や遠慮が減り、相手の優しさや存在が“慣れ”や“当たり前”になりがち。
その状態に何も対処しないでいると、相手は「もう大事にされてないかも」と感じてしまい、気持ちがすれ違う原因になってしまいます。
感謝や愛情は言葉にしないと伝わりません。慣れてきても、「ありがとう」「大好き」「助かったよ」「いてくれて嬉しい」などを意識して伝えると、お互いの満足度が高まります。
3. 不満は“溜めずに伝え方を工夫”する
我慢しすぎる関係では、付き合って1年目前後に爆発しがち。本音を伝えないままだと、相手は問題に気づけず、あなたの中にだけモヤモヤが溜まっていきます。
その結果、「なんでこんなに分かってくれないの?」と感情的になり、ケンカや別れる確率が高くなりやすいです。
◎ Good
「こうしてくれると嬉しいな」
お願いベースで伝えれば、相手は前向きに受け取りやすくなる
✖ Bad
「なんでいつも◯◯してくれないの?!」
攻撃的に言うと防衛本能が働いてしまう
また、直接話すとどうしても感情的になってしまう人や、相手が理解してくれず口論になってしまう場合は、LINEや手紙などのメッセージにして伝えることが大切。
ぶつからないように我慢するのではなく、上手に気持ちを共有できる関係こそが、1年目の危機を超える鍵になります。
4. お互いのライフスタイルを尊重する
付き合って1年未満のカップルは、「毎日連絡しなきゃ」「会えないと不安」など、依存傾向が強くなるケースがあります。
相手の仕事や交友関係が忙しい場合や、自分の時間も欲しいタイプの男性の場合、それを無理強いすると、息苦しさから距離を取られやすくなります。
そこで、自分の時間と相手の時間のバランスをとることが、長続きの秘訣。ライフスタイルが違っても、「それでも一緒にいたい」と思える関係には、安心感や信頼が育まれます。
だからこそ、”干渉しすぎない距離感”や、”お互いの一人の時間を大切にできる関係”を目指しましょう。
5. ケンカの“ルール”を決めておく

付き合って1年目は、お互いの価値観のズレや生活の違いから別れる確率がUPする時期。
ケンカが起きたときに勢いで傷つける言葉を言ってしまうと、信頼が一気に崩れることもあります。
だからこそ、「どうケンカするか」「ケンカになったときどう収拾をつけるか」を決めておくことが、別れないための安全策になります。
これにより、ケンカは別れの危機ではなく、“関係を整える時間”と捉えることができます。
傷つけ合うのではなく理解し合うためのケンカになり、自分たちらしい関係をつくろうとする意識が生まれるといったメリットも。
6. 記念日やイベントを大事にする
付き合って数ヶ月~1年は、日常が当たり前になり始めるタイミング。
慣れてきたからといって記念日を疎かにせずきちんと祝うと、非日常の刺激やワクワク感が生まれ、恋愛感情をリフレッシュできます。
また、大切なイベントを一緒に過ごすことで、思い出が増えるだけでなく、ふたりの歴史や絆が深まっていきます。
ケンカやすれ違いがあったときに、「でも、あのとき一緒に笑ったな」という思い出が関係を踏みとどまらせてくれることもあるのです。
7. “未来の話”は少しずつしていく
結婚願望のある社会人にとって、付き合って1年目を過ぎる頃は、「この人と将来どうなるんだろう」と感じる時期。
重くならない範囲で、「いつか一緒に〇〇行ってみたいね」「こういう家に住めたらいいな」など、未来の話題を少し入れておくと安心感が生まれます。
特に、仕事、住まい、結婚観など、具体的な将来に関する考えを少しずつ共有することで、関係が“今だけの恋”から“未来に続く関係”へと意識が変わりやすくなります。
1年以上続くカップルの特徴
多くのカップルが、倦怠期や価値観のズレ、ケンカなどが原因で別れてしまう中、それを乗り越えて1年以上続くカップルには共通する特徴があります。
それを参考にすれば、付き合って1年で別れる確率をぐっと下げることができます。

中でも、一番参考にしたいポイントは、”恋愛は一緒に育てるもの”という意識をもつこと。
独りよがりでも一方的でもなく、お互いを思いやりながら同じ歩幅で前を向けるカップルほど、時間とともに絆が強まっていきます。
このように、1年以上続くカップルに見習うべき行動について、もう少し詳しく見ていきましょう。
小さな「ありがとう」や「好き」を言い続けている
長く続くカップルほど、当たり前のことに感謝を伝える習慣があります。特に、1年目前後は、恋愛のドキドキが落ち着いてくる時期。
そんなとき、何も言わずにいると「気持ちが冷めたのかな?」と不安になりやすく、小さなことが不信感や誤解につながり、別れる原因になってしまいます。
人は、“言葉”で確認できることで安心する生き物なので、さりげない「ありがとう」や「好き」「おつかれさま」「今日も会えてうれしい」は、ストレートに愛されている実感や絆の再確認につながります。
「言わなくても伝わってるでしょ」と一方的に思い込まず、”小さな愛情の種まき”を日々欠かさないようにしましょう。
ひとりの時間も大切にしている

無理にずっと一緒にいようとすると、ストレスや不満が溜まりやすくなり、結果的に関係にも悪影響を与えてしまいます。
しかし、ベッタリしすぎず、干渉しすぎない距離感を保てているカップルは長続きします。
また、自分の時間をもつだけでなく、相手の趣味や仕事を応援できるスタンスが◎。
「あなたはあなた、私は私。でも一緒にいるともっと幸せ」そんなバランスの取れた関係が、1年を超えて長続きするためのポイントです。
ケンカしても話し合いで解決できる
長続きするカップルも当然ケンカはしますが、問題に向き合う姿勢が違います。感情的になってしまったとしても、落ち着いてから歩み寄る力があるのです。
「勝ち・負け」「言い負かした・言い負かされた」ではなく、「理解し合いたい」という姿勢で話しましょう。
決して「ケンカしないカップルが良い」のではなく、一緒に解決できる関係性かどうかが、長く続くかどうかの分かれ道。
話し合えるというのは、信頼と尊重の証でもあります。ケンカ後は、「ごめんね」「ありがとう」を伝えたり、スキンシップをとったりすることも大切ですよ。
お互いを否定しない
人は誰でも、自分を理解し、受け入れてくれる相手と一緒にいたいもの。否定されてばかりだと、だんだんと居心地が悪くなり、自信も奪われていきます。
一方で、長続きするカップルには、お互いの違いを受け入れ、相手の価値観や行動に口出ししない姿勢があります。
例えば、「またそんなことしてるの?」「それって普通おかしいよね」といった、軽い言葉でも、小さな否定が“関係のひび割れ”に。
長く続いているカップルほど、「違って当たり前」「あなたはあなたでいい」と肯定のスタンスを保っています。
マンネリを2人で打破しようとする
1年目以降は、どんなカップルも刺激が減って当然。
しかし、そこで終わるのではなく、「最近○○してないね」「今度どこ行く?」と関係を動かそうとする姿勢があるのが、1年以上長続きするカップルです。
「飽きた」で終わらせるのではなく、「どうしたらまた楽しめるか」を一緒に考えることを心がけましょう。
恋愛は“放っておくと冷めていくもの”。だからこそ、長続きしているカップルは、二人で意識的に工夫して、愛情を育て続けているのです。
付き合う目的が“安定”にシフトしている
付き合って1年までは「ドキドキ」「好きすぎる」と感じていても、長くは続きません。そこから刺激ではなく信頼や安心をベースにシフトできるかどうかが、長続きのカギです。
相手の態度に少し違和感を感じても、自分にもうときめいてくれなくなったのかな?と不安になる必要はありません。
相手にとって”一緒にいると落ち着く存在”であることを「嬉しい」と感じられる自分になり、ときめきよりも「居心地の良さ」を育てていける関係性の方が大切です。
目指すべきは、気を張らなくてもそばにいられる関係や、無理に話さなくても沈黙が心地いい関係。
ドキドキ重視の恋は、一時的に熱くなっても冷めやすい傾向がありますが、「この人といると落ち着く」「人生を共にしたい」と思える関係は、自然と結婚を意識した付き合いになっていきますよ。
まとめ
付き合ってもうすぐ1年になるカップルや、1年が過ぎたカップルは、最初のときめきが少し落ち着き、さまざまな不安や違和感が見えてくる時期。
「このまま付き合い続けていいのかな」と迷う瞬間もあるでしょう。
しかし、それは“終わりの合図”ではなく、関係が“深まるチャンス”。
長続きするカップルは、いつも順調だったわけではなく、衝突やすれ違いを乗り越えた先に強い絆を築いています。

大切なのは、完璧を求めすぎず、ふたりの違いや弱さに向き合おうとすること。
相手を変えるのではなく、「二人でどうやって歩んでいくか」を一緒に考えられる姿勢が、愛を成熟させます。
あなたが「この人と続けたい」と思える相手なら、ときめきが減ったと感じたときこそ、二人の間に風を通してみてください。
それが、”1年の壁”を超える大きな力になりますよ。
あとから読み返したいときに活用してくださいね。


