
日常生活でストレスを感じていたり、自己肯定感の低さからくる不安を抱えていたりして、何かしらの方法で気持ちをのびやかにしたいと悩んでいませんか?
特に、トラウマや失敗、後悔、努力できない自分など、モヤモヤの原因が自分にあると自覚している場合、その悩みから解放され、「堂々といられる自分になりたい」「理想の未来を手に入れたい」と誰もが願うはず。
実は、このような悩みの一因とされるのが、”潜在意識”です。潜在意識にある「自分はダメ」などのネガティブな思い込みは、あなたが新しい選択をしようとするたびに、「それ危ないよ」「やめときなよ」と無意識にストップをかけます。
その結果、行動にうつせない、やる気が続かない、なぜか同じような失敗を繰り返すというような“無自覚のパターン”が生まれてしまうのです。
この記事では、このような潜在意識を変える方法を、たったの2ステップで具体的にお伝えします。
初心者が日常生活に取り入れられる簡単なアファメーション、つまり、言葉による”思い込みの上書き”を通じて、ネガティブな潜在意識をポジティブなものに書き換える方法を詳しく解説します。
特に、これらを叶えるための手段の一つとして、この記事でお伝えする”潜在意識を変える方法”が役に立つかもしれません。潜在意識の書き換えは一瞬でできるものではありませんが、初心者でも寝る前などに簡単に試せる方法を具体的にお伝えしますので、ぜひ試してみてくださいね。
もし、すぐに好転反応が見られなくても大丈夫。潜在意識の書き換えによる効果を実感できるまでの期間は人それぞれです。なかなか好転反応が見られない人のために、行き詰まった時のポイントもご紹介しています。
- ”潜在意識”とは?
- 潜在意識を変えることで得られる効果
- 潜在意識を変えるための2ステップ
この記事を参考にして、潜在意識を理解すれば、それを利用して自分の現実をより良い方向へ変えていくことができますよ。過去を手放し、新たな自分を手に入れたい方は必見です♥
そもそも”潜在意識”って何?

”潜在意識”を一言で言うと、「あなたが自覚していないけれど、心の奥で動いている考えや感情」。
つまり、”無意識”です。この”無意識”は大きく、”顕在意識(けんざいいしき)”と”潜在意識(せんざいいしき)”に分けられます。
例えば「お腹すいた」「イライラする」のように、今あなたが自覚している考えや感情は”顕在意識”。
また、潜在意識は、自覚できない”無意識”で、「なんとなくこの人苦手」「どうしても人前に出るのが怖い」など、理由が明確じゃないのに感じてしまうことです。
潜在意識の多くは”思い込み”による恐怖心
潜在意識は自動操縦のように働くため、実は、子どもの頃に人から言われた否定的な言葉や態度、教育、失敗や挫折体験、未練、思い込みなどが関係していて、それが潜在意識に刷り込まれていることが多いです。
他にも、幼少期の親や先生の言葉、トラウマや失恋、「お前はだめだ」などの繰り返し聞いた言葉だけでなく、成功体験などの強く印象に残った体験が、実は意識していなくても感情の奥底に残っていて、今の自分の思考や行動に影響を与えています。
あなたの思考や行動のほとんどが潜在意識
心理学では、人間の思考や行動の 90〜95%は潜在意識によるものとも言われています。つまり、あなたが「自分の意志で選んでいる」と思っている行動や判断も、実は潜在意識の影響を強く受けているのです。
潜在意識は、言わばあなたの”心の価値観”のようなもの。そのため、善悪の区別がつきません。あなたが繰り返した言葉やイメージを”事実”として受け取るので、「どうせ私なんて…」と何度も言っていると、それが刷り込まれてしまい、本当にそう信じ込むようになってしまいます。
自分でも気づかない”心のクセ”が、あなたの感情・行動・人生の流れを大きく左右しているということです。
潜在意識を変える・書き換えるってどういう意味?
あなたのモヤモヤや動けなさの原因である、潜在意識の中にある”過去の傷”や”思い込み”。なかなかぬぐい切れず、数年~十数年もの間悩み続ける人もいます。しかし、それは一生変わらない運命ではありません。
潜在意識を変える方法を試すことで、少しずつ心をほどき、新しい前向きな言葉や感情で優しく書き換えることができれば、「どうせ私なんて…」という自己否定が減り、代わりに「私は私でいい」「私は大切な存在」と思えるようになります。
自分を大切にできるようになると、嫌な人が離れる、相性の良い人が近づいてくる、人と比べすぎなくなるといったポジティブな環境にも恵まれるようになり、心地よい人間関係を築けるようになることにも期待できます。
また、「うまくいかないかも」「また失敗する」という思考から、「大丈夫」「なんとかなる」というプラス思考へ自然に切り替わるというメリットも。

潜在意識を書き換えるために、講座を受講したり、スピリチュアルな世界に足を踏み入れる人も少なくありません。でも、忙しいあなたでも寝る前や毎朝のルーティンにできる、簡単で効果的な書き換え方法があるんです♥
心の中の“古い台本”を、新しいものに書き換える
今のあなたの潜在意識には、「自分はこういう人間だ」「人間関係はこうなるものだ」「人生はこういうふうに進むものだ」といった“自分なりの台本”、つまり、思い込みや信じ込みが入っています。
わかりやすい例に例えると、子どもの頃に「あなたはできない子ね」と言われて育った場合、「私はダメな人間なんだ」という思い込みが刷り込まれます。何度も恋愛で裏切られると、「恋愛はうまくいかないもの」「私は愛されない人間」という思考が潜在意識に刻まれます。
そこで、”潜在意識を変える・書き換える”とは、心の中の“古い台本”を、新しいものに書き換えること。
これにより、「私はダメな人間」という考えが「私は価値ある人間」に、「どうせうまくいかない」という考えが「私はどんどん良くなる」という心のクセをつけることができるのです。
このように、思い込み・信じ込みという”潜在意識”を、意識的に新しい内容に入れ替えていく作業が、”潜在意識を変える方法”です。
なぜ潜在意識の書き換えが必要なの?
なぜなら、私たちの行動・感情・人生の選択は、ほとんどが潜在意識によって決まっているから。
「私はダメだ」と信じていると、自然とダメな選択肢を引き寄せてしまいます。しかし、「私は大丈夫」と思っている人は、自然と良い流れを引き寄せやすくなるのです。
書き換えとは、上書き保存するようなもの
スマホやパソコンで、古いデータを新しい内容に上書き保存するように、「私は価値のある人間」「私は安心して愛されていい」「私は幸せになっていい」といった新しい言葉やイメージを、何度も繰り返し潜在意識に届けることで、元のデータが少しずつ上書きされていきます。
心の奥にある、間違った思い込みや信じ込みを、新しくて前向きなものに置き換えることで、現実が理想的なものに変わっていくのです。
潜在意識を変える方法は、地味だけど確実に人生の土台を変える、大事な心のメンテナンスとも言えるでしょう。
潜在意識を変えるとどうなる?得られる効果とは

簡単に言うと、潜在意識を書き換えると、あなたの”思考・感情・行動・現実”が自然とポジティブなものに変わります。
潜在意識を変えることは、例えるなら、傾いた建物の土台を直すようなこと、くもったレンズを磨くようなこと、悪循環の根っこを断ち切るようなことといった表現ができます。
これが上手くいくと、少しずつ”好転反応”が見られるようになり、頑張らなくても「気づいたらそうなっていた」と感じるような変化が多いのが特徴です。
ネガティブ思考が減る
潜在意識を変える方法をとると、ネガティブ思考をしなくなるという効果がしっかり期待できます。ネガティブ思考の多くは、実は無意識にある“間違った思い込み”や“否定的な自分の印象”が原因。
こういった思い込みが潜在意識にあると、現実に何か起きるたびにネガティブな解釈をしてしまうクセが発動してしまいます。
しかし、潜在意識を書き換えることで、無理にポジティブになろうとしなくても、自然と前向きな考え方になっていきます。例えば、「どうせ私なんて…」「うまくいくわけがない」「また嫌われたかも」というような、自分を責めるような考えをすることが自然と減っていきます。
自信が持てるようになる
なぜ潜在意識を変えると自信が持てるようになるのかと言うと、私たちの”自信”は、実は能力や実績よりも“自己イメージ”によって左右されているから。潜在意識に「私はできない」「私はダメ」という思い込みがある限り、自信がもてない状態から脱却は難しいです。
しかし、潜在意識に「私は大切な存在」「できる人間だ」という前提が入ってくると、堂々と人と接することができる、意見を言えるようになる、自分の決断に迷いがなくなるなど、自信が内側から湧くようになります。
人間関係が良くなる
人間関係において、私たちは無意識に自分の価値感に合う人との付き合いを求めたり、人の反応を気にしすぎたり、合わせすぎたり、親や元恋人とのトラブルや傷を引きずってしまったりするもの。潜在意識と人間関係は深くつながっていると言えます。
これにより、自分に必要のない交友関係に固執してしまったり、自分を最大限に表現できなくなったり、本音を押し込めたりしているのです。しかし、潜在意識を書き換えると、”我慢”や”気疲れ”をしていた人間関係から、”安心”と”本音のつながり”へと変化していきます。
なぜなら、潜在意識がポジティブに書き換えられることで、人に嫌われることを過剰に怖がらなくなるから。自分の内面が変わると、無意識の態度や言葉づかいも変わるため、相手の態度が優しくなる、嫌な人が近寄らなくなるといったメリットが期待できます。
チャンスや出会いが増える
潜在意識に「私はどうせ選ばれない」「私には無理」「チャンスは特別な人だけのもの」という思い込みがあると、自分でチャンスを遠ざけてしまいます。
しかし、潜在意識を変える方法をとることによって、「私は価値ある人」と感じられるようになると、気になるイベントに参加してみようと思えたり、SNSで発信してみようと思えたり、新しい人に話しかける勇気が湧いたりと、“前向きな行動”がチャンスや素敵な出会いを引き寄せてくれます。
また、潜在意識が変わると、自分にふさわしいものしか引き寄せなくなります。「願ってた通りの展開になった!」という出来事が増えたり、不思議なご縁やタイミングが増えたり、恋愛、仕事、お金の流れが自然と良くなったりと、まるで運が良くなったような現象が増えるのです。
自分の望みや夢が明確になる
私たちは本来、誰もが心の中に”やりたいこと”や”叶えたい夢”を持っています。それが見えなくなってしまう理由の多くは、潜在意識にある“ブロック”や“思い込み”のせい。
例えば、心中に「どうせ私には無理」「夢を語るなんて恥ずかしい」「失敗したらみじめだから考えないようにしよう」といった思い込みがあると、潜在意識が「無駄な夢を見ないように」と自動的に抑え込んでしまいます。
しかし、潜在意識が変わると、「本当は自分はどうしたいのか?」「何を大事にしたいのか?」という心の声に気づけるようになります。今までわからなかったことや、流されていたことにも軸が生まれ、目標に向かって動く意欲が湧いてくるのです。
一番簡単な”潜在意識を変える方法”の2ステップ
初心者向けの、一番簡単で効果的な”潜在意識を変える方法”を、わかりやすくご紹介します。
潜在意識を変える一番簡単な方法は、”言葉”を自分に投げかけること。これは、いわゆる自己暗示のことで、”アファメーション”と呼ばれます。なぜ言葉が効果的なのかと言うと、潜在意識は”繰り返されるもの”を信じる性質があるから。
つまり、毎日使う言葉は、あなたの無意識にそのまま入っていくものということです。アファメーションは、思考の習慣を変え、あなたの感情・行動・現実までを変えるためのスタート地点になります。

最初は「そんなふうに思えない」「うそっぽい」と感じるかもしれません。でも大丈夫です。それでも繰り返すことが最優先。だんだん脳と潜在意識が「これは現実かも?」と思いはじめます。ぜひ試してみてくださいね。
ステップ1:自分に言い聞かせる言葉を決める
言葉はあなたの無意識に強く働きかけて、間違ったネガティブな思い込みを新しい考え方に置き換えるカギになります。
あなたがなりたい理想に合わせて、ポジティブな言葉を選びましょう。まずは、今の自分に必要な気持ちや状態をノートに書き出すのがおすすめ。それをもとに、潜在意識を書き換えるための短い言葉に変換します。
例:
自分には自信が必要 → 「私は自信にあふれている」
理想の自分は”堂々としている自分” →「私はいつも堂々としている」
- すでにそうなっている形(現在形)で言うこと
- 「私は怖くない」ではなく「私は安心している」と肯定文で書くこと
- 短くて覚えやすい言葉にすること
ステップ2:1日2回唱える(朝と寝る前がベスト)
朝起きてすぐは、”アルファ波〜シータ波”と言って、脳がまだ夢の世界と現実の間にある状態です。潜在意識がオープンな時間帯なので、入れた言葉が浸透しやすいと言われています。
また、夜寝る前がおすすめなのは、潜在意識がその日の出来事や考えたことを整理している時間帯だから。潜在意識は、眠っている間にも”寝る前に考えたこと”を処理し続けるため、”理想の自分”の言葉を入れておくことで、心に良い影響を与えます。
1回に3〜5回、声に出すか心の中で言うだけでOK。10回以上でも可能ですが、大切なのは、習慣にして毎日欠かさないことです。
コツは、“感情を込めて”シンプルに、毎日続けること。特に、朝起きてすぐと寝る直前は、潜在意識が最もゆるみ、影響を受けやすい時間帯です。
- 目を閉じて、深呼吸を2〜3回する
- 心と体をリラックスさせて、言葉を受け取りやすい状態に整えます。
- 決めたアファメーションをゆっくり唱える
- 声に出しても心の中でもOK。
- 感情を込めて唱える
「本当にそうなったらうれしいな」という気持ちで唱えると、潜在意識がより強く反応します。
より効果的にするコツ
潜在意識書き換えのアファメーションを唱える際に、ノート書き出しながら行うと、さらに効果UP。また、心の中で唱えるよりも声に出した方が、言葉+音の振動で、潜在意識にさらに入りやすくなります。
潜在意識の書き換えを実際に行っている人の体験談によると、自分がリラックスできる好きな音楽や自然音などのBGMと一緒に唱えると、心がゆるみ、入りやすい状態になると言われています。
他にも、鏡の前に立ち、そこに映る自分に向かって言うと、より自己肯定感が強化されます。
潜在意識を変える一番のコツは、小さくていいから毎日続けることです。たった1日1回でも、自分に優しい言葉をかける習慣を作るだけで、少しずつ、でも確実にあなたの内面は変わっていきます。
今日から使える!アファメーションの例文
初心者でも今日からすぐに使える、アファメーション例文を目的別にご紹介します。
シンプルで言いやすく、潜在意識に届きやすい言葉ばかりですので、ぜひ自分に合うものを見つけて使ってみてくださいね。
- 「私は私のままで十分価値がある」
- 「私は大切にされて当然の存在です」
- 「私は毎日少しずつ、自分を好きになっています」
- 「私は今ここにいるだけで意味がある」
- 「私にはできる力がある」
- 「私は自分を信じて前に進んでいる」
- 「私は挑戦を楽しむことができる」
- 「私のペースで成長していて、いい感じ」
- 「私は人とのつながりに恵まれている」
- 「私は自然体のままで愛される」
- 「私は心地よい人間関係を築ける人間」
- 「安心して本音で話して大丈夫」
- 「私は愛されて当然の存在」
- 「私は幸せな恋愛をする準備ができてる」
- 「私には理想の人と出会うべき価値がある」
- 「私は愛と優しさに満たされてる」
- 「私はチャンスに気づける」
- 「私の人生には、望む以上の豊かさが流れ込んでる」
- 「私には理想の未来を創造する力がある」
- 「この世界はいつも私に味方してくれてる」
- 「私は深く安心してる」
- 「今の私に必要なものは、すでにすべてある」
- 「私は大丈夫。すべてはうまくいってる」
- 「私は自分の心と体にやさしく向き合ってる」
変化はいつから起きるの?
アファメーションの効果が表れる時期は、多くの人が気になるポイント。しかし、書き換えは一晩でガラッと変わるものではなく、その時期には個人差があります。
ただし、共通する結論として、効果は早ければ数日、しっかりと感じられる大きな変化は数週間〜数ヶ月で表れると言われています。
毎日続けていると、「気づけば気持ちが安定してきたかも」「嫌な人と自然と離れられた」「前よりも自分を好きになってきた」という心の変化や、人生の流れの変化が、じわじわと現れはじめます。
1〜7日目:効果を感じるよりも「習慣化すること」に集中すると◎
・言葉にまだ違和感がある
・「本当にこれ効くの?」と思う
・少し心が落ち着く・安心する感覚が出てくる人も
2〜3週間目:内面の土台が変わり始める時期
・少しずつ言葉に慣れてくる
・否定的な思考に気づきやすくなる
・自分の中のネガティブなパターンが浮き彫りになる
1〜3ヶ月目:効果がじわじわと表れてくる
・思考や反応が変わり、行動も変わってくる
・人間関係、タイミング、チャンスなど、外側の現実に変化が見られる
・過去なら諦めていたことに挑戦してみようという気持ちが出てくる
潜在意識を書き換えたあとで見られる”好転反応”とは?

好転反応とは、良い方向に変わろうとするときに、一時的に起こる”心や体・現実のゆれや違和感”のこと。初心者の方が戸惑いやすいポイントですが、正しく理解すれば心配いりません。
これは、悪くなっているのではなく、一言で言うと、”良くなる前の揺り戻し”。心のデトックス反応です。
なぜ好転反応が起こるの?
潜在意識の書き換えをはじめると、これまで慣れ親しんだ”思い込み”や“心のクセ”が崩れていきます。すると、心や体が「え?今までと違うぞ?」「そんな考え方したことない!」「やめて、怖い…!」と反応し始めます。
潜在意識にとっては、変化=危険に感じてしまうため、一時的に抵抗反応のようなことが起こるのです。多くの場合は数日〜2週間以内にやわらいでいくことが多く、繰り返す場合もありますが、そのたびに心が軽くなっていきます。
初心者が感じやすい好転反応の例
初心者が感じやすい好転反応で最も多いのが、心の変化。「なんだか不安になる」「急に泣きたくなる」「過去を思い出す」「抑えていた気持ちがあふれやすくなる」といった現象があるなら、感情のデトックスが行われている証拠です。
体の反応が見られる場合もあります。「眠くてたまらない」「だるい、ぼーっとする」「軽い頭痛や吐き気がする」などと感じるなら、エネルギーが上手く調整されている兆し。心と体のバランスを取り戻している最中だと言えるでしょう。
この他にも、今の人間関係に違和感が出たり、イライラする相手が現れたり、今まで上手くいっていた物事が一時的にうまくいかなくなったりと、現実の生活に変化が表れるケースもあります。これは、古い思考や不要なネガティブな環境が壊れはじめている、良いサインです。
よくある反応を参考にしてくださいね。
・気分が落ち込む
・急に涙が出てくることがある
・イライラやモヤモヤを感じやすくなる
・人間関係が変化する
・身近な人と距離ができる
・ツイてない気がする
・自己否定が強くなる
・仕事や状況が一時的に停滞する
・感情が不安定になる
・胃腸がゆるむ
・眠気やだるさを感じる
・頭痛や軽い吐き気がある
・よく眠れない
潜在意識を書き換えられないときのチェックポイント
「潜在意識をなかなか書き換えられない」「変わってる実感がない」と感じると、焦ったり不安になったりしますよね。
潜在意識を変える方法を試したときに、「もう2週間経つのに何も変わらない…」「私には効果ないのかな?」などと不安になることもあるでしょう。でも大丈夫です。潜在意識の書き換えは、一瞬では変えることのできない“心のダイエット”のようなもの。
変わっている実感がないのは、当然です。小さな積み重ねが、確実にあなたの土台を変えていきます。

ただし、潜在意識の書き換えの効果があまり感じられないときには、多くの人が経験しがちな“つまずきポイント”と、それに対するコツや対処法があります。詳しくお伝えしますので、好転反応が鈍いと感じたらチェックしてみてくださいね。
無理に信じようとしている or 心がついてきていないかも?
「私は幸せです」と言いながら、心の中では「そんなわけない」と思っていませんか?アファメーションやポジティブな言葉を使っていても、心の奥で無理に信じようとしていると、潜在意識がブロックをかけてしまいます。
そんな場合に効果的な対処法は、いきなり100点を目指さないこと。最初は「そうなれたらいいな」くらいの気持ちでOKです。もし、「本音ではまだ信じられない」と気づいたら、それも受け入れましょう。そこから始めるほうが、潜在意識は素直に変化しやすくなります。
また、最初から無理に「私は完璧」など大きな言葉を使わず、今の自分に少しだけ届く言葉に調整することも大切。「私は幸せになっていい気がしてきたかも」などゆるやかな言い回しにすると、心が受け入れやすくなります。
言葉だけを繰り返して、感情が乗っていないかも?
また、いくら言葉を繰り返しても、感情が動かない状態では、潜在意識の深い層に届きにくくなります。潜在意識は”言葉”そのものよりも、”言葉に込められた感情やエネルギー”に反応するため、心がついてきていないと空回りしやすくなるのです。
テンプレのように言葉だけを毎日機械的に繰り返していたり、「とりあえず言えばいいんでしょ…」と唱えている場合、「私は幸せです」と100回唱えたとしても、潜在意識は「現実と違う」と感じてしまいます。これでは、変化が起きづらいだけでなく、逆に抵抗することも。
対処法は、感情を”1ミリだけ”でもいいので込めてみること。例えば、「私は愛されている」と言うときに、“愛されている場面”や“うれしかった記憶”を一瞬でも思い浮かべ、言葉を「心で味わう」ように唱えましょう。
継続できていない or 期間が短すぎる?
潜在意識は、数回や数日間の取り組みでは変わりません。なぜなら、今の思い込みや反応パターンは、何年も何十年もかけて無意識に繰り返されてきたものだからです。
そのため、1週間やって効果がないからとやめてしまうのは、もったいないです。潜在意識は、習慣の積み重ねで変わるもの。書き換えは、最低でも21日〜90日くらいでじわじわと効いてくることが多いです。歯みがきのように「やるのが当たり前」な日常習慣にしてみましょう。
また、1日2回以上言えなくても、朝1回だけでもOKと決めて、毎日続けることを優先するのもひとつの手。1日休んでしまっても、翌日また始めれば大丈夫です。「完璧主義より継続力」をモットーに、変化は見えなくても、根っこは確実に育っていると信じて焦らず続けることが、成功のカギです。
自分の“本音”を無視していないか?
潜在意識は、言葉よりも“心の本音”に忠実です。本当は「もう頑張りたくない」と感じていたり、傷つくような出来事の直後で「今はまだ感傷に浸りたい」などと感じながら、ポジティブばかりに目を向けようとしているときは、潜在意識を変える方法は無意味です。
まずは、今の自分の本音を認めてあげることが大切。潜在意識を書き換える前に、「私は今ちょっと不安なんだな」「疲れてるんだな」と、心の声をそのまま聞いてあげましょう。潜在意識は、心の声に忠実に共感されたときに変化しやすくなります。
もし、「私は自信がある」と唱えているのに毎回胸がザワザワする場合や、アファメーションが空々しく感じる場合は、自分の本音を置き去りにしているサインかもしれません。「今の自分が、ちょっとホッとする言葉って何?」という問いに正直になることが、潜在意識を書き換えるための入口になりますよ。
「〜しない」「〜じゃない」を使わないっていないか?
潜在意識は、「〜ない」「〜じゃない」などの否定語を正しく処理できないという性質があります。つまり、「私は失敗しない」と繰り返すと、潜在意識は「失敗」にフォーカスし、“失敗”のイメージが潜在的に強化されてしまうのです。
潜在意識を変える方法の効果を最大限に発揮するためには、否定形ではなく、なりたい姿を肯定的な言葉で表すことが大切。例えば、「私は孤独じゃない」と言いたいなら、「私は愛と素敵なつながりに恵まれている」という言い方がおすすめです。
アファメーションの言葉を考える際に否定形の言葉が浮かぶのは、それだけ“避けたい過去や不安”が心に残っているということ。なのでまずは、「そう思ってしまう自分もOK」と受け止めてから、少しずつポジティブな言葉に変えていくのがベストです。
自分を責めながらやっていないか?
「こんな私じゃダメ」「早く変わらなきゃ」と、追い立てるように自己啓発していると、その感情のエネルギーが潜在意識に届いてしまい、逆に“今の自分”を固定してしまいやすくなります。これでは、潜在意識の書き換えは上手くいきません。
また、大げさな例で言うと、「またサボっちゃった。私は本当に意志が弱い…」「うまくいかない私はやっぱ何してもだめだ…」「本当に変われるのかな、どうせ無理か…」といった思考は、アファメーションや書き換えのプロセスを“自分いじめ”の材料にしてしまっている状態です。
書き換えは、自分への愛を込める行為。潜在意識は、「完璧じゃなくていい」と自分を許せたときに、ようやく変化を受け入れはじめます。効果を急がず、アファメーションの時間を”自分を大切にする時間”にしてみてください。心がやさしくゆるむほど、書き換えはスムーズに進みます。
まとめ
はじめて潜在意識を書き換えに挑戦しようとするときには、「本当に変われるの?」「やり方合ってるのかな」と不安になることもあるでしょう。でも、心配する必要はありません。あなたが「変わりたい」と思った時点で、もう変化は始まっているのです。
自分の心の奥を否定せず、寄り添うところから始めると、潜在意識は少しずつ、でも確実にあなたの言葉や感情、習慣に反応していきます。いきなり前向きになれなくても大丈夫。自分を責めず、ほんの少し優しい言葉を一日に一回自分にかけてあげるだけでも十分です。
潜在意識が書き換わろうとしはじめるときに、心・体・現実に一時的な揺れや不快感が現れることがあります。しかし、それはこれまで自分が認められなかった”自分”を手放して、新しい自分になるための自然なプロセス。
焦らず、責めず、安心して続けてください。好転反応は、変化が始まったサインであり、通過点でしかありません。
また、潜在意識の書き換えは”心の習慣のリハビリ”のようなもの。時には疲れる日もあります。そんなときは、できない自分を責めるのではなく、”それでもやっている自分”や”変わろうとしている自分”を認めてあげることが近道です。

コツは、焦らず、比べず、毎日ほんの少しでも自分を大切にすることと、それをコツコツと続けること。それがやがて、あなたの思考と心を変え、人生を変えていきます。変わる力は、すでにあなたの中にあるのです。信じて、ゆっくり進んでいきましょう。
あとから読み返したいときに活用してくださいね。


