
「人の容姿を悪く言う」というハラスメントを感じる人が増えているのをご存知ですか?
特に多いのが、女性が人の容姿を悪く言う男性に対して嫌悪感を抱くケース。
中には、過去に容姿に対して悪口を言われたトラウマを大人になってもずっと引きずってしまう事例もあり、決して軽視できる問題ではないことがわかります。
この記事では、そんな”人の見た目を悪く言う男性”に注目し、悩む女性のために対処法をお伝えします。
- 人の容姿を悪く言う男性の特徴
- 男性が人の容姿を悪く言う理由
- 人の容姿をけなす人への対処法

周囲に人の容姿を悪く言う男性がいて不快に思っている人や、友人や同僚から自分の容姿について批判的なことを言われた人は、深く傷ついたり怒りを抱えているはず。
相手の発言がどのような心理状態から来ているのかを知るとともに、今後もしまた同じような状況になった場合の対処法を手に入れ、モヤモヤを晴らしましょう。
容姿をけなす男性に対して負けずに自信を持ち、前向きになるためのポイントも手に入れることができますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね♥
人の容姿を悪く言う男性の特徴と心理
人の容姿を悪く言う男性には、性格や考え方に共通する特徴があることがわかっています。
基本的には自己中で競争心が強く、負けず嫌い。自分の満足のためなら人を傷つけても平気なので、周囲から「思いやりがない人」だと思われていることも多いはずです。
そんな男性と上手く付き合うためには、心理を理解することが第一歩。詳しく解説しますので、さっそく見ていきましょう。
思いやりや共感力がない

人の容姿を悪く言う男性の特徴として、思いやりや共感力が欠けていることがまず挙げられます。
共感力・思いやりがある人
人の気持ちに寄り添うことができる
自分の発言が相手に与える影響を考慮できる
他人を尊重し、傷つけないように配慮できる
人が喜ぶことを率先して行う
共感力・思いやりがない人
相手の感情を考えない
自分の発言がどれほど人を傷つけるのか理解できない
平気で無神経な発言をする
人よりも自分を優先する傾向に
このような傾向から、周りに「冷たい人」と思われているケースもあるでしょう。
自己中心的な性格
人の容姿を悪く言う男性は、自己中心的な傾向も。
自己中心的な人は、自分の意見を通したり、欲求を満たしたり目的を果たすことを最優先に考えるため、人の気持ちや意見を軽視しがち。
人の容姿を批判する発言が周囲を不快にさせることを気にしないため、自分の思ったことをそのまま口に出すのです。
また、自己中心的な人は、社会性やコミュニケーションスキルが低い傾向があり、人間関係を円満に保つための配慮や言葉遣いが苦手。
その結果、無意識に失礼な発言を繰り返すことが多くなります。「容姿をけなすことがその場を和ませる」と思い込み、勘違いしているケースも。
競争心が強い
人の容姿を悪く言う男性は、競争心が強い性格が原因で、人と比べて自分の価値を確かめようとする傾向があります。
誰かの悪口を言うことで、自分が上に立ちたいのです。これは、自尊心を保つための一種の防衛本能でもあります。
強い競争心の裏には、不安や劣等感が隠れていることも。人をけなすことで、自分の不安を和らげようとします。
自分に自信がない
自分に自信がないことが、人の容姿を悪く言う理由になっているケースも多いです。
自信がない男性は自己肯定感が低いため、他人を批判することで自分の価値を高めようとします。
これは、人の欠点を指摘することで、自分の存在を肯定しようとする心理的なメカニズムが働いているから。
また、コンプレックスがある場合も多く、自分で欠点だと感じている部分を人に批判されることを恐れているか、コンプレックスから逃れたいという可能性も。
先手を打って誰かを批判することで、自分が批判されるリスクを減らそうとしているのです。
攻撃的な性格

人の容姿を悪く言う男性の特徴として、攻撃的な性格も見られます。
容姿に関する批判は、その一環。わざと相手を傷つけることを意図している場合が多く、タチが悪い人が多いのも特徴です。
また、攻撃的な男性は内心では劣等感を抱えていることが多く、自分が攻撃される前に誰かをターゲットにすることで、自分を守ろうとします。
人の容姿を批判することは、自分への攻撃を未然に防ぐための手段でもあるのです。
笑いの感覚がズレている
人の容姿をけなす人は、人の感情や反応に対して無頓着なため、人の見た目を笑いの対象にすることが自分にとって面白いと感じると、その行動を続けます。
ターゲットとなる人の反応や、周囲が笑ってくれることを楽しんでいる可能性大。
このタイプの人は空気を読む能力が低く、人の容姿を笑いの対象にするという行動が、周囲にどんな印象を与えているかを理解していません。
そのため、自分の意図しないところで友達が去って行ったり悪い噂が流れるなど、人間関係が悪化することがあります。
女性を軽視している
人の容姿を悪く言う男性は性別による偏見を持ちやすく、「男性が女性よりも優れている」という古い固定観念をもっていることも。
特に職場では、女性の外見を攻撃することで自分がその相手を支配下に置き、コントロールしようとします。
このような男性は、「女が男の言うことを聞くのは普通」だと感じているため、特に女性に対して攻撃的になる傾向に。
人の容姿を悪く言う男性の心理と理由
容姿をけなす男性の心理やその背景には、どのような理由が関わっているのでしょうか。
実は、けなす側は相手の容姿に対して本心で悪口を言っていない場合が多く、相手を傷つけることが目的というよりも、けなす本人の心に問題がある場合がほとんど。
また、好きな人に対する恋愛感情が影響しているケースもあります。

以前筆者の職場にいた男性は、「部下の笑いを誘って人気者になりたい」という考えが見え見えでした。もちろん、周囲は失笑…。
本人は、自分の発言によって逆に信頼を失っていることに気づいていないんですよね。
もし、彼氏や身近な男性が人の容姿を悪く言うことで悩んでいる人は、その意図を理解することが解決への近道になりますよ。
自分の立場を優位に見せたい
人の容姿を悪く言う男性の心理には、「自分の立場を優位に見せることで自己肯定感を高めたい」という欲求があります。
自分が人よりも優れていると感じることで、自尊心を満たそうとするのです。特に職場などの集団の中では、自分が一番上だと周囲にアピールしたいと考えます。
自己肯定感が低い人は、人を貶めることでしか自分の価値を確認できません。
容姿を攻撃することは簡単に人を傷つけたり、ライバルの人気や立場を下げることができるため、彼らにとって「自分の方が勝っている」という感覚を得やすい手段なのです。
笑いを取りたい
人の容姿を笑う人は、誰かをけなすことを大したことだと思っていません。笑いを取り、「自分の存在を目立たせたい」という欲求だけが先走っています。
”おもしろい存在”として注目を集め、自分が受け入れられているという安心感を得たいのでしょう。
このタイプの男性には、「グループ内での人気者になりたい」という欲求も。
人の容姿に関するジョークは、話術やコミュニケーション力がなくても笑いを取れるため話題にしやすく、自分がその場の中心になり優越感を味わうためには簡単な方法なのです。
嫉妬している

人の容姿をけなす人の心理として、その相手に嫉妬している可能性も高いです。この嫉妬は、「自分も同じように認められたい」「注目されたい」という承認欲求の裏返し。
男性が、異性である女性の人気や評価の高さに嫉妬することも大いにあります。
ライバルに勝ちたいと思った時には、その人を超えるために努力するよりも、陥れて自分が優位に立つ方が断然楽です。
そのため、自分が認められないときに、一刻も早く満足感を得るために、人を貶すことでその人の注目を自分に向けさせようとする男性もいるでしょう。
快楽や開放感を得たい
攻撃的な発言をすることで、一時的に気分が軽くなり、ストレスを和らげることができます。
人の容姿を悪く言う男性は、日常生活や仕事でのストレスが溜まっていると、それを発散するために内面的な解放感を得ようとすることがあるでしょう。
また、感情を抑えるなど普段から何かを我慢することが多かったり、親からの支配など、日常的に感じている抑圧感から逃れたいという心理から人の容姿を悪く言うことも。
自己中な性格なども原因となり、「誰かを傷つけるかもしれない」という考えよりも、自分の瞬間的な快楽やストレス発散を優先してしまうのです。
好きな人の気を引きたい
人の容姿を悪く言う男性の心理と理由には、「好きな人の気を引きたい」という動機があるケースも。
例えば、好きな人に対して直接的なアプローチをするのが苦手な場合、容姿をからかうことで注目を集めようとしたり、コミュニケーションを図ろうとしたりします。
また、好きな人に対して自分の不安や自信のなさを隠すために、以下のような行動が見られる場合があります。
- 人の立場を下げることで自分を強く見せたい
- 話を盛り上げておもしろい人だと思われたい
- 共通の敵を作り出して一体感を得たい
一途さをアピールしたい
彼氏が人の容姿を悪く言うのは、大切な彼女に対して独占欲を感じており、その気持ちをアピールしたいという心理があるから。
彼女以外の女性の容姿を悪く言うことで、彼女に対して「自分は他の女性には興味がない」というメッセージを伝え、一途な姿勢を示そうとしているのかもしれません。
人の容姿を悪く言う男性に対して女性が抱く心理
人の容姿を悪く言う男性って、必ずと言っていいほど周囲に一人はいますよね。
仲の良い男友達だったり、クラスメイト、同僚、親や彼氏の場合もあるでしょう。その男性との関係性によっては、常に人の悪口を聞かされることにもなりかねません。

ほぼすべての女性にとって、男性のこのような言動は社会的に受け入れられないもの。これは、人を傷つける行為が根本的に嫌われるためです。
このような行為を繰り返す男性は、周囲の女性からの評価を大きく下げることに。女性の心理を詳しく見ていきましょう。
不快感と嫌悪感を感じる
女性は共感を重視する生き物。人を傷つけるような言動を平気でする人や、人の気持ちに配慮する能力が欠けている人に対して否定的な感情を持ちやすいです。
また、容姿をネタにした冗談を言うことで笑いを取ろうとする男性や、攻撃的な言動の男性は、対人関係のトラブルを起こす可能性が高いです。
そのような性格の男性と関わると、自分もトラブルに巻き込まれたり傷つけられたりするリスクもあるため、これも嫌煙する理由だと言えるでしょう。
信頼できない
人の気持ちを考慮しない態度は、信頼関係を築く上で大きな障害となります。
特に、女性は身近な人とお互いが理解し合えたり、助け合える関係性を大切にする傾向があり、自己中心的な態度を取る人に対して信頼感を持ちにくいです。
また、人を見下すような態度を取る男性は、人の気持ちよりも自分の欲求を優先しがち。
人の尊厳や価値を尊重できない人は、仲の良い友達や同僚に対しても裏切りの行為に出ることがあります。このような不信感も、信頼できないという印象を抱く要因です。
人として尊敬できない

多くの人にとって「尊敬」の基準とは、礼儀正しさや思いやり、気配りなどであることが一般的。
人の容姿を悪く言うという行為は、友達関係に限らず、社会的なマナーや礼儀にも反する行為です。そのため、女性が「尊敬できない」と感じるのは当然。
また、人の悪口を言って自分を守ろうとするような男性は、人間力に欠けているだけでなく、人間関係の構築や仕事においても上手くいかないことが多いです。
例えば、競争心が強いわりに努力する姿勢があまり見られないなど、発言と行動が一致しないことも、信頼されない理由です。
憐みの気持ち
人の容姿を悪く言う男性は空気を読めないことが多く、対人関係が苦手でいつも決まった人と過ごす傾向に。女性の中には、そんな男性に憐みの気持ちを抱く人もいます。
これは、男性の攻撃的な行動の裏に、その人の内面的な不安や孤独が投影されていると感じるから。
この憐れみの気持ちは、その男性が抱えている葛藤や問題を理解しようとする女性の同情的な視点から生まれることが多いです。
- その人の将来が心配になる
- 育ってきた環境や家族関係を憐れむ
- 生きづらさに共感し助けてあげたくなる
警戒心を抱く
友達グループにいる男性や職場の同僚が身近な人を批判することで、「いつか自分もターゲットにされるのでは」という不安を感じる女性も少なくありません。
なぜなら、悪口を言う人は精神的に不安定で感情のコントロールができず、自分のその時の気分によって突然攻撃的になり、人を傷つけることがあるから。
特に、自分に自信がないタイプの女性は、自分の容姿についても同じように悪く言われるのではないかと怯えやすくなります。
関わりたくない
容姿の悪口によって人にトラウマを与えるような男性と関わることで、ネガティブな感情やエネルギーを受け取りたくないという心理を抱く女性もいます。
これは、自分がけなされる対象でなくても、その男性の良くない言動によって心が痛んだり、嫌な気持ちになったりしたくないというある種の防衛本能。
また、人の容姿を悪く言う男性は精神年齢が低いため、関わることでストレスを感じることも多くなります。
自立している女性ほど、自分の精神安定を保つために、そのような人物との関わりを避けようとするでしょう。
人の容姿を悪く言う人への対処法
容姿をけなす男性が身近にいると、直接自分がターゲットにされていなかったとしても、その男性が発する言葉を耳にして嫌な気分になったり傷ついたりするものです。
また、実際にけなされた動揺やショックの気持ちをどう対処すれば良いのかわからなくなることもあるでしょう。
そんな時に、何を言われても傷つかない、揺るぎない自信を持つことができたら、もうその男性を恐れる必要はなくなります。
そのために、メンタルをポジティブに保ちながら上手く対応するための方法をご紹介します。

この方法を状況に応じて使い分けることで、人の容姿を悪く言う人男性の批判的な発言を減少させたり、ストレスのない過ごしやすい環境を作ることができますよ。
最も重要なのは、相手の発言にいちいち反応しないこと。以下に詳しく解説します。
冷静に反応する
人の容姿を悪く言う男性の悪口や批判的な言動に対しては、冷静に反応することで更なる問題に発展してしまうのを避けることができます。
感情的に反応すると、言葉の応酬や争いが激化する可能性がありますが、冷静に対処することでそれを回避することができます。
また、相手が単に一時的な不快感を表しているだけのケースや、関係を和ませたいという目的でわざとからかっているだけの可能性も0ではありません。
そのため、冷静に対応することは、相手が何を意図しているのかをより正しく判断するためにも大切だと言えます。
無視する
容姿の悪口を言う人に対しては、無視することで、相手が自分の発言の影響力のなさに失望感や挫折感を感じ、その行動をやめる可能性があります。
これは、特にからかいやストレス発散によるものといった一時的な悪口や、単発的な行動に対して効果的。
また、自分以外の誰かをけなす男性に対しては、さり気なく話題を変える、聞こえなかったふりをするといったことも効果的です。
悪口に乗ってくれない人だと認識されれば、繰り返されることは減っていきます。同時に、周囲から人の容姿を悪く言う男性と共犯だと思われなくて済みますよ。
直接指摘する
相手が仲の良い友達や彼氏で信頼関係があり、その相手に変わって欲しいと思うなら、その発言がどれほど失礼で人を傷つけるものかを相手に直接伝えることも大切。
「そんなことを言うのは良くないと思うよ」「みんなが気持ちよく過ごせるようにしたいから、気をつけようよ」といった伝え方が良いでしょう。
距離を置く
人の容姿を悪く言う人への対処法として、距離を置くことも効果的。「嫌だな」と思いながら関係をもつと、ストレスや不快感を感じて辛くなるだけです。
また、無理して関わり続けると精神状態に悪影響を及ぼす可能性もありますが、距離を置くことでネガティブな影響を最小限に抑えることができます。
可能であれば、以下のように物理的に距離を置くことが有効的。
- 職場や学校で席や休憩時間の定位置を変える
- 休憩時間や帰りに一緒に過ごす頻度を減らす
- LINEの頻度を減らす
- SNSを見ないようにする
相手が彼氏の場合は、距離を置く前に、問題について相手と話し合うことも重要です。
信頼できる人に相談する
ハラスメントに悩んで辛い毎日を過ごしている場合や、食欲の低下や不眠など身体への悪影響が出始めている場合は、上司や信頼できる友達に相談し、助けを求めましょう。
解決の手助けが得られたり、どう対処すればいいかアドバイスをもらえたりするかもしれません。
また、信頼できる人に話を聞いてもらうだけで、心が軽くなることもあります。味方でいてくれる人がいるという安心感から、加害者の発言が今までよりも気にならなくなることもあるはず。
いずれにせよ、一人で抱え込まないこと。第三者の意見を聞くことで、問題に対する新しい視点が必ず得られますよ。
ユーモアで返す
人の容姿を悪く言う人に対してユーモアで返すことは、状況によって効果的な場合があります。
ユーモアを使うことで、その場の緊張感を和らげ、嫌な雰囲気を少しでも軽くすることができます。
その際は、相手を非難するような内容ではなく、自分を笑いの対象にするなど、軽く流せる内容にすることが大切。
また、ネガティブな話題を笑いに変えることで、自信や余裕を示すことができ、相手に対して「この人はこの程度の言葉では動じない」というメッセージを送ることができます。
これが予防線となり、相手が悪口を繰り返さなくなる可能性にも期待できるでしょう。
まとめ
今回は、人の容姿を悪く言う男性の特徴や心理について詳しく解説しました。
直接自分の容姿を悪く言われたり、大切な友達のことをけなされたりすることは、心が傷ついたり精神状態の悪化、自信の低下などに繋がってしまいます。
そのため、その状況を無理に我慢してしまうことはなるべく避けたいもの。
今後もその男性と上手く付き合っていきたい場合や、ネガティブな気持ちにならないために上手く交わすには、記事の最後でお伝えした対処法を試してみてくださいね。

人の容姿を悪く言うのは立派なハラスメントの一つ。
多くの場合、男性が人の容姿をけなすのは、元々の性格や心に抱えている劣等感の表れだと思って付き合うしかありません。
しかし、相手の発言がどのような心理から来ているのかを理解することで、相手を憐れむ気持ちが生まれたり、適度に受け流そうという前向きな気持ちに切り替えやすくなります。
モラルのない男性のために、暗い気持ちで毎日を過ごすのはもったいないです。困ったときは、ぜひこの記事を参考にして、明るい気持ちを取り戻してくださいね。
あとから読み返したいときに活用してくださいね。


