
結婚を考えるようになると、当然視野に入れなければならなくなってくるのが、”両親への結婚挨拶”。
しなきゃいけないとわかっていても、「歓迎されないのでは…」といった恐怖心が生まれたり、「失敗したらどうしよう」と不安になったりする男女は少なくありません。
また、すでに一度両親への結婚挨拶を済ませた人の中には、怒られたり、期待外れの彼氏の態度に「頼りない」とがっかりする人も。
自分が相手の両親に対して、「何か失礼な態度を取らなかったかな」とモヤモヤする人も多いです。

結婚挨拶は人生の中の一大イベントですが、緊張や不安から「がっかり」の思い出を残してしまうカップルも多いもの。
結婚挨拶の後は、できることなら晴れ晴れとした気持ちで両家や大切なパートナーと結婚に向かっていきたいですよね。
今回は、筆者の経験を踏まえ、結婚挨拶で「がっかりしたくない」、または、「両親をがっかりさせたくない」というカップルに向けた内容をお届けします♥
- 結婚挨拶で感じやすい”がっかりポイント”
- 結婚挨拶でカップルが”がっかりしない・させない”ための対処法
- 万が一がっかりしてしまった時に乗り越える方法
結婚挨拶を成功させるためのヒントやアドバイスが欲しい人は必見です。大切な一日を心温まる思い出として残したい方は、ぜひcheckしてみてくださいね。
結婚挨拶でのがっかりあるある【彼女編】
彼と結婚挨拶に行った際、彼女ががっかりしがちなポイントは意外と多くあります。
緊張する場面だからこそ、小さな気遣いや心構えに対する彼との意識の差が、「結婚挨拶が失敗した…」と感じてしまう原因になってしまうのです。
また、結婚の挨拶は、彼女にとって「彼と結婚して本当に安心して人生を預けられるか」を見極める大事な瞬間。
だからこそ、彼の段取り・誠意・フォローがないと、愛情よりも不安や不信感が勝ってしまいます。
まずは、両親への結婚挨拶に行った際に彼女が感じやすい”がっかりポイント”を詳しくご紹介します。
彼の“準備不足”を感じた
彼女としては、「彼が真剣に結婚を考えているのだから、当日の段取りをしっかり準備してくれているはず」だと期待するもの。
それなのに、いざとなったときに真剣さが伝わらないと、がっかりするのは当然です。
このような姿を見ると、「一生に一度の大切な日なのに…」と彼の“やる気のなさ”や“計画性のなさ”が浮き彫りに。そんな彼を見て、この先を不安視する女性は多いです。
彼が親に対して雑・無礼な態度をとる
結婚挨拶の際に、彼の礼儀がなっていない態度にがっかりする女性も多いはず。
特に、以下のような彼の無意識の行動が、「大人としてどうなの?」と彼女を不安にさせます。
また、親のアドバイスや心配に対して冷笑的だったり、真剣に耳を傾けようとしない場合、彼女は「この人は私の家族を大切にできないのでは?」とがっかりするケースも。
結婚挨拶で初めて彼の本性を知り、深い失望感を抱くケースは意外と多いです。
彼が親の前で“頼りない”対応をする
結婚挨拶の場で彼がはっきりと「結婚させてください」と言わない場合、彼女が「本当にこの人は自分と家族を守れるのか?」と不安になるのは当然です。
特に、以下のような頼りない行動を見せることは彼女ががっかりする原因に。結婚挨拶を機に彼氏が頼りないと知り、「彼を選んだのは失敗だったかも」と悩むことになってしまいます。
彼の家族と価値観が合わなそうな空気が流れる

相手の両親との価値観の違いも、結婚挨拶の際に彼女ががっかりするポイント。
例えば、「子どもはまだ?」「専業主婦になるのよね?」など、彼の両親が失礼なことを言ったり、堅苦しすぎる or 逆に馴れ馴れしすぎる両親に対して、「この家と家族になるのか…」と現実に直面します。
他にも、食事のマナーや挨拶の仕方、習慣の違いといった家庭内の文化や考え方に息苦しさを感じる女性も。
彼女自身が非常に温かい家庭環境で育った場合、彼の家族の雰囲気があまりにも硬かったり冷たかったりすることで、大きなギャップを感じることになります。
彼がフォローしてくれない
結婚挨拶の際、彼女が緊張している場面では、彼の親との会話がスムーズに進まないこともあります。
緊張して言葉に詰まったりした時に、彼がフォローしてくれないと、「どうして助けてくれないの?」「私ひとりで頑張らされてる」という気持ちになり、不満が募ります。
また、時には親が彼女に対して少し厳しい質問をして、少し気まずい雰囲気が流れることもあるはず。
その時に、もし彼が彼女をかばう言動がなかったり、親の意見に同調したりすると、彼女は「彼と彼の両親は”敵”」だと感じてしまいます。
事前の話と違うことが起きる
「うちの親は堅苦しくないから大丈夫だよ」と言われていたのに、結婚挨拶の場が怖い雰囲気だったり、「結婚には賛成してる」と聞いていたのに、いざ結婚挨拶に行くと歓迎されない雰囲気だったりすることも。
この場合、「聞いてた話と全然違うじゃん!」という彼に対する信頼面でのがっかりが起こります。
また、「私が頑張って好印象を与えようと準備したのに、台無しじゃん」といった感情が沸き起こり、裏切られたような気持ちになってしまいます。
彼女は警戒心を解いて挑んでいる分、準備不足を責められているような気持ちになり、精神的なダメージが大きくなるでしょう。
結婚挨拶でのがっかりあるある【彼氏編】

彼女と一緒に結婚挨拶に行った際、彼氏側ががっかりしてしまうことも少なくありません。
人生の大事な節目として心を決めて向かったからこそ、ちょっとした一言や雰囲気のズレが大きなプレッシャーになり、自信を失ってしまいます。

男性にとっても、結婚挨拶は大きな挑戦。彼女が心を寄せてくれていると感じられれば、緊張や不安があっても「この人となら大丈夫」と信じることができます。
しかし、彼女に味方でいてくれる安心感を感じられないと、がっかりする結果になってしまいがち。
このように、結婚挨拶の際に男性側ががっかりしがちなポイントを詳しく見ていきましょう。
彼女が“他人事”のような態度を取る
両親への結婚の挨拶は、二人の未来を家族に誓い、認めてもらうための大切な第一歩。
せっかく勇気を出して頑張っているのに彼女がそっけないと、彼は「え、俺ひとりでがんばってるの?」とがっかりしてしまいます。
これにより、「結婚は二人の問題なのに、ちゃんと協力する気あるのか?」と不安になる男性は多いです。
彼女が事前準備に非協力的
結婚の挨拶は、男性にとって不安や緊張との戦い。プレッシャーを感じながらも誠実に準備を進めようとしてくれています。
それなのに、彼女が「別に何でもいいよ」「あなたが決めて」「結構めんどくさいね」といった態度を取ると、彼は一人で空回りしているような虚しさに襲われてしまいます。
彼女の両親が彼を否定するような言動をする
彼女の両親の中には、結婚挨拶を門前払いするような厳しい人もいます。「結婚の挨拶いらない」と言われた経験のある男性も少なくありません。
このように、結婚の挨拶自体のハードルが高いケースでは、「自分はこの家族とうまくやっていけるのか?」という不安や、自信の喪失に繋がってしまいます。
また、結婚挨拶の場で、学歴や年収、職業について細かく質問されたり、「○○くん、本当に大丈夫なの?」とストレートに言われるケースも。
彼女の親からの否定的な態度に、彼は「見下されてる」「信用されていない」「心を開いてもらえない」と感じ、疎外感や絶望感を覚えます。
彼女が“いつもと違う態度”を取る

結婚挨拶の時に、親の前でだけ甘えたり、頼りない言動をするなど、必要以上に子どもっぽくなる女性もいます。
反対に、急に敬語だらけになったり、彼のことをよそよそしく呼び始めたりする彼女に対して、男性は「いつもの彼女はどこ行った?」とギャップに戸惑います。
また、彼女が自分の親に気を遣いすぎて、彼が会話に入りづらい雰囲気でもフォローせず、彼をないがしろにするケースも。
両親とのやりとりに終始集中してしまうと、「自分は蚊帳の外」「味方がいない」「怖い」などと感じてしまい、がっかり感が残る結婚挨拶となってしまうでしょう。
会話のキャッチボールができない
彼の両親が彼女に話を振っても、彼女が短く返すだけだったり、笑って終わってしまったりすると、会話が続かず、彼がフォローに回りっぱなしになります。
これでは、「なんで俺だけ気を使ってるんだろう…」と感じ、精神的に疲れてしまいます。
また、彼自身が彼女の両親を前に緊張しすぎて無言になってしまい、上手く会話ができなかった場合も、終わった後でがっかりしてしまう原因に。
「絶対に印象悪くなった…」「このままでは結婚に反対されるかも」「彼女の両親はがっかりしているだろうな」と結婚挨拶での自分を責めてしまうこともあります。
彼女にダメ出しされる
結婚挨拶は、彼にとって人生の大舞台のひとつ。彼女の支えがあるからこそ、男性も堂々と臨めます。
しかし、「言い方が変だったよ」「もっとちゃんとして」など、彼女からのダメ出しがあると、ただでさえ緊張している中で自信を失い、立ち直れなくなってしまいます。
特に、両親の前で彼女に口うるさく注意されると、まるで「自分は頼りない人間」だと言われたように感じてしまい、プライドが傷つきます。
「何も言わずに、あとでこっそり言ってくれたらいいのに…」という思いを抱く男性は非常に多いです。
結婚挨拶でのがっかりあるある【両親編】
自分の娘・息子が結婚挨拶に来たときに、両親ががっかりしてしまうケースは、実は少なくありません。
親にとっては我が子の人生の大きな転機であり、「この人に任せて本当に大丈夫か?」という目で見ています。
そのため、手塩にかけて育てた子どもを生涯任せる相手に頼りなさや不信感を感じてしまうと、がっかりしてしまうのは当然だと言えるでしょう。

結婚挨拶で親が求めているのは”完璧さ”ではなく、”誠実さ”と”信頼感”。
たとえ緊張していても、心を込めて礼儀正しく、感謝と敬意を忘れない姿勢を見せれば親の印象は大きく変わるのですが、そう簡単にはいかないのが実情です。
結婚挨拶の際に両親ががっかりしやすいポイントを、男女共通で詳しくご紹介します。
挨拶や礼儀がなっていない
親世代は特に、自分の子どもの結婚相手が常識的かどうかや、礼儀をわきまえているかに敏感。
最初に「本日はお忙しい中…」などの丁寧な挨拶があるかどうかが、第一印象を左右します。基本的なマナーが欠けていれば、「本当にこの人で大丈夫?」とがっかりすることに。
特に、座る位置や言葉遣い、靴の脱ぎ方、手土産の渡し方など、基本的なマナーの雑さは重要な判断基準です。
「礼儀がなっていない人に娘(息子)を任せられない…」と感じるだけでなく、その後の話に聞く耳を持てなってしまうこともあるでしょう。
身なりや服装がだらしない

人は見た目で9割が決まると言われるほど、服装や身なりが与える印象は大きいもの。
フォーマルな場でラフな服装をしていると、「常識がない」「誠意が感じられない」と見なされてしまい、門前払いされたり、心のシャッターを下ろされることも。
これらのポイントも要注意。「常識がない」「娘(息子)を任せて大丈夫かな?」と不安や不信感につながりやすくなります。
会話の主導権を一方的に握る or 沈黙が続く
結婚挨拶の場では、「会話をリードしようとしすぎる人」も「何も話せず沈黙する人」も、両親に不安を与えがち。
例えば、会話の主導権を一方的に握る婚約者に対しては、「相手のことを思いやる気持ちがなさそう」「相手を立てようとしないんだな」といった不信感を抱きます。
また、
- 質問しても短い一言だけで終わる
- 表情が硬くリアクションが薄い
- 話す努力をしない
といった態度は、「ちゃんと挨拶の準備してきたのかな?」「誠意が感じられない」とネガティブな印象に。
人柄のにじみ出る応対を期待していた両親にとっては、がっかりポイントとなってしまいます。
言葉遣いや態度が軽い・馴れ馴れしい
子どもと結婚を前提にお付き合いしている相手に礼儀を欠いた対応をされると、両親は「この人は家族や大人に敬意を払えない人なのでは」と不安になります。
特に、馴れ馴れしすぎる態度は、将来の家族付き合いへの懸念にもつながります。
他にも、笑い方やリアクションが大きすぎて場の空気に合わない、足を組む、背もたれに深くもたれるなど、リラックスしすぎた姿勢もがっかりポイント。
親世代にとって、誠実さや落ち着きは、自分が大切に育ててきた子どもを託すための安心材料。軽い印象では、信頼できません。
結婚への覚悟が見えない
結婚への覚悟は、相手の本気度や責任感を測るために、両親が最も注目するポイントのひとつ。
挨拶に来たにもかかわらず言動が曖昧だと、本気度が伝わりにくくなってしまいます。
親としては「ちゃんと決意して来ているのか?」「本気で我が子の人生を背負う覚悟があるのか?」と不信感を抱くのは当然でしょう。
お金や生活に無頓着そうな印象
結婚は恋愛と違い、現実的な生活をするためには結婚相手の経済力が大きく関わってくるもの。
特に娘の親は、自然と相手の「生活力」「経済観念」「将来設計」などをチェックします。ネガティブな印象を受けると、「この人と本当にやっていけるの?」と不安に。
このような場合は「我が子が苦労するのでは」と心配になり、祝福の気持ちよりも不安が勝ってしまいます。結婚を反対される確率が高くなるでしょう。
親の話を流す・否定する
親としては、結婚挨拶に来られた際に、自分たちの意見や話も少しは聞いてほしいと感じるもの。
それをに「そうですねー」と流したり、「でもそれは違うと思います」と否定から入ったりすると、「この人とはうまくやれないかもしれない」と感じてしまいます。
また、最初から相手の話を聞こうとしない態度には、敬意が感じられません。
「協調性がない」「わがまま」「頑固」など、親の心象が悪くなるばかりか、「こんな人に子どもを任せたら、子どもが苦労する」と結婚に賛成できない部分が出てきてしまうでしょう。
“うちの子”を大切にしていない
結婚挨拶の際に、婚約相手が自分の子どもに横柄な態度を取っていたり、相手を立てない、自分本位な話し方をするといった姿を見ると、親としてはがっかりした気持ちに。
「この人は、うちの子を大切にしていない」と感じる瞬間があれば、警戒心や不信感も一気に高まります。
また、「うちの子、頑固でしょ?」と軽く言ったことに対して「ほんとにめんどくさいですよ」と返ってきたり、からかう・雑に接する、命令口調などが目立つといったケース。
子どもが笑っていたとしても、親としては「こんなふうに扱われているのか…」と、胸が痛むものです。
結婚挨拶でカップルが”がっかりしない”ための対処法

結婚挨拶は、ふたりの未来をスタートさせるための大切な第一歩。
とはいえ、緊張から「思っていたのと違った…」「がっかりした…」と感じたり、「両親に誤解されてないかな」と不安になってしまうことがあるのは当然です。
結婚挨拶の失敗を防ぐために、カップルにできる対処法を詳しくご紹介します。これから結婚の挨拶に臨む人も、リベンジする人も、ぜひ役立ててくださいね。
挨拶の目的と流れを事前にすり合わせる
- 「何を伝えるか」
- 「誰がどういう順番で話すか」
- 「会話が詰まったらフォローするから安心して」
など、事前にふたりで具体的な当日の流れを話し合っておきましょう。
特に重要なポイントは、結婚を前提にした”お付き合いの報告”なのか、”正式な結婚の許し”を得たいのかという点。
この温度感をすり合わせていないと、一方は「単なる紹介」と思っていたのに、もう一方は「結婚の報告だと思っていた」とズレが起きます。
両家の“家庭文化”をリサーチしておく
家庭によってマナーの基準や親のタイプは大きく異なります。その家ごとに根付いている”当たり前”や”空気感”を事前にパートナーに聞いておきましょう。
“地雷”を回避できるだけでも、だいぶ印象は良くなります。
- 親の性格や厳格さの度合い
- 食事のマナー
- 好きな話題
- タブーな話題や行動
- 嫌がること
- 使う言葉のニュアンス
また、家庭を理解したうえでの何気ない気遣いやふるまいが、「この人なら大切な我が子を任せられる」と思わせるポイントにもなりますよ。
最低限でも感謝の気持ちは必ず言葉にする
「緊張して何も言えなかった…」「変なこと言ってしまったかも…」といった不安や後悔は付きもの。
その”がっかり”を少しでも軽減するためには、たとえ緊張していたり、話すのが得意でなかったとしても、必ず感謝の言葉を伝えることが大切です。
「本日はお時間をいただき、ありがとうございます」「温かく迎えてくださって、ありがとうございます」があるかないかで、印象は大きく変わります。
普段の会話とは違うフォーマルな場であることを意識して、心を込めて丁寧に感謝を伝えるだけで、場の空気はグッと和らぎ、相手の親にあなたの誠実さがしっかりと伝わりますよ。
終了後にふたりで感想をシェアしておく
挨拶のあと「どうだった?」をふたりで振り返りましょう。
例えば、「うちの親は気にしてなかったと思うよ」と感じた彼と、「少し距離を感じたかも」と感じた彼女では、印象にズレがあります。
また、緊張の中でよく頑張ったことを「お疲れさま」「助けられたよ」など、感謝やねぎらいの言葉で伝え合うことも大事。「この人となら大丈夫」と改めて思えるようになります。
理想を期待しすぎない
結婚挨拶は、準備して臨んでも現実は理想通りにいかないことも多いもの。
過剰な期待を抱きすぎると、ちょっとした違和感やトラブルでも「がっかり」に直結してしまうため、「70点でも合格!」という気持ちで臨みましょう。
- 感動的な歓迎や
- 親が泣いて喜ぶ姿
- その場で全員意気投合
といった期待や、「こうしてくれるはず」「こうあるべき」という固定観念をもつのもNG。
戸惑いや緊張が混ざったスタートは当たり前なので、最初の印象だけで関係を決めつけず、これから少しずつ築いていく姿勢が大切です。
「結婚したい」と思った理由を、お互いに語れるようにしておく
両親は、ふたりの気持ちの強さを知りたいもの。「どこが好きなの?」「将来どう考えてるの?」と聞かれる場面は珍しくありません。
そこで、あらかじめ自分の気持ちを整理しておけば、いざという時にも焦らず、自然に受け答えできます。
- 「なぜ結婚したいのか」
- 「相手のどんなところを尊敬しているか」
- 「苦労したときどう支え合うか」
といった想いを堂々と語ることができると、親の安心感は何倍にもなります。
また、「○○さんの責任感の強さを尊敬しています」「困ったときに寄り添ってくれる姿に支えられています」など、具体的なエピソードを一つ添えると、より説得力が増し、信頼を得やすくなりますよ。
結婚挨拶で両親を”がっかりさせない”ための対処法

結婚挨拶は、親にとって「子どもの人生の節目」となる緊張の瞬間。だからこそ、期待も不安も入り混じっています。
そんな中で、両親をがっかりさせないために大切なのは、完璧に振る舞うことよりも「真剣な想いがあること」「相手の親を大切に思う気持ち」を丁寧に示すこと。

礼儀やマナーも大事ですが、両親の気持ちをつかむためには”誠意”と”配慮”が必要です。
失敗しないための具体的なポイントを詳しくご紹介しますので、参考にしてくださいね。
礼儀・マナーは最低限の土台
どんなに人柄が良くても、初対面でのマナー違反は印象を大きく下げてしまいます。まず第一印象として、会った瞬間の笑顔と品の良い挨拶は欠かせません。
また、以下についてもしっかりと練習しておきましょう。
- 靴や上着の脱ぎ方
- 着席のし方
- 手土産の渡し方
- 飲み物を出された時の対応
誠実さや本気度、感謝の気持ちなど、内面の魅力を伝えるには外側の丁寧さがあってこそ。
マナーが整っていることで、相手の親御さんも心を開きやすくなり、好印象につながりますよ。
服装や手土産は”相手の親基準”に合わせる
自分たちはカジュアル派でも、親世代の感覚は違う場合があります。
男性
ジャケット+襟付きシャツ
チノパン or スラックス
ネクタイは相手の親が堅めならつける
女性
ワンピースやブラウス+膝の隠れるスカート
露出は控えめに
清潔感のあるスタイルが◎
カジュアルな家庭なら少しラフでもOKですが、「うちの親はラフでいいよ〜」の言葉をそのまま信じないこと。「清潔感」と「きちんと感」は必須です。
手土産は、「地元の名品」や「相手の好みに合うもの」をチョイス。日持ちする・個包装されているものが無難です。
事前に「甘いものが好きか?」「お酒を飲むか?」などを恋人に確認し、喜ばれそうなものを選びましょう。
挨拶の基本フレーズは準備しておく
緊張して言いたいことが全部言えなくても、きちんと”伝えるべきポイント”を押さえることが大事。挨拶の基本フレーズはいくつか準備し、必要であれば練習しておきましょう。
- 「本日はお時間いただきありがとうございます」
- 「○○さんと結婚を前提にお付き合いさせていただいてます」
- 「結婚させていただきたいと考えております」
- 「未熟な点もございますが、精一杯努力してまいります」
- 「今後もどうぞよろしくお願いいたします」
例えば、このようなシンプルなフレーズが基本。
これらは“きちんとした人”という安心感を与えるための言葉でもあり、両親をがっかりさせず、良いスタートを切るための重要な対処法と言えるでしょう。
会話では「人柄・価値観・未来」が見られている
両親が知りたいのは、あなたが「自分の子どもを本当に大切にしてくれる人かどうか」。あなたの人柄や価値観は、それを知る上で最も注目されるポイントです。
笑顔で受け答えができるか、相手の話をきちんと聞いているか、共感を示す姿勢などにも、あなたの人柄が表れます。
また、金銭感覚、仕事への向き合い方、家族観など、これからの結婚生活に大きく関わる価値観は、ちょっとした会話から垣間見えるもの。
これらをふたりの間でどう話し合っているかを、自然にでも伝えられると信頼度が上がります。
帰宅後の「お礼の連絡」も忘れずに

挨拶のあとは、丁寧なお礼の連絡があるかどうかで、相手の礼儀・人柄・誠実さがより深く伝わるものです。できれば当日〜翌日中に、感謝の気持ちを込めて連絡を入れましょう。
両親へのお礼の手段は、電話がベスト。普段からLINEのやり取りがある場合は、LINEでもOKです。相手の親が礼儀を重んじるタイプなら、後日改めて手紙を出すのも好印象。
「本日は温かく迎えていただき、ありがとうございました。緊張していたのですが、皆さまのおかげで和やかな時間を過ごせました。これからもよろしくお願いいたします。」
このような一言で、良い第一印象を、さらに強く印象づけることができるでしょう。
事前にパートナーと「親の人柄」を共有しておく
親のタイプを事前に知っておくことで、当日に向けた心構えができます。
これにより、「空気が読めない」「なれなれしい」と誤解されたり、会話がぎこちなく、場が白けるといった”がっかり”を未然に防ぐことができます。
例えば、おしゃべりな両親の場合は話を広げてくれる人が好印象になるため、話す内容をあらかじめいくつか考えておくべき。
また、心配性な親なら、将来の設計を二人で丁寧に伝えることが大切です。
結婚挨拶でがっかりした気持ちを乗り越える方法
結婚挨拶での「がっかりしてしまった…」という気持ちは、意外と多くのカップルが経験しています。
中には、「もう結婚をやめた方がいいかな?」「この人との将来が不安…」などと感じ、深刻な悩みに発展してしまう人も。

しかし、結婚挨拶で味わった“がっかり”は、今後の関係性をより良くするための気づきやチャンスになることもあるんです。
がっかりした気持ちを乗り越えるための具体的なステップをご紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。
①何にがっかりしたのか、具体的に整理する
原因をぼんやりさせたままだと、気持ちはくすぶったまま。
「相手が緊張しすぎてうまく話せなかった」「親がぶっきらぼうだった」「思っていたより歓迎されなかった」「自分の立ち振る舞いに後悔している」など、原因を明確にすると、「次はこうしよう」という対策も見えてきます。
②パートナーと正直な気持ちを話し合う
結婚の挨拶が終わった後、パートナーに遠慮して黙っていると、すれ違いや不信感の原因に。言いたいことがあったとしても、相手を責めるのではなく”気持ちを伝える”ことが大切です。
また、これにより、二人の絆を再確認しつつ、次のステップに向けて上手く行動できるようになりますよ。
③“第一印象”だけで判断しない
初対面は誰でも緊張します。親もまた、「どんな人が来るのだろう」と不安や警戒心を持っているもの。「もっとこうすればよかった」と感じているのは、親御さんも同じかもしれません。
また、結婚相手の両親の印象や対応が期待通りではなく、万が一”がっかり”な結果に終わっても、次の訪問時にリベンジできたケースはたくさんあります。
第一印象だけで判断せず、コツコツとした小さなコミュニケーションの積み重ねを大切にしましょう。
④未来に向けて気持ちを切り替える
結婚生活には、相手方の家族との関係も含まれます。結婚挨拶での失敗は「通過点」と捉え、今後どう信頼を築いていくかに目を向けてみましょう。
お礼の連絡やフォローで印象を取り戻すのもひとつの手。数ヶ月後、親との距離が近くなっていたというカップルも多数います。
「これからの二人次第でまだ印象は変えられる」とポジティブに捉え、反省点を踏まえて次の行動に移しましょう。
⑤どうしても気になる場合は第三者に相談を
結婚挨拶で怒られたり、心無いことを言われてショックを受けたり、不安やモヤモヤが解消できない場合は、信頼できる友人や家族に話を聞いてもらいましょう。
特に、経験者からは一歩引いた視点からの冷静なアドバイスがもらえるため、気持ちが整理されることもあります。
また、世間の結婚挨拶の失敗談を励みにしたり、準備に活かすことも大切です。
まとめ
結婚の挨拶に、緊張や不安はあって当然。でも、結婚挨拶は”完璧さ”よりも”誠実さ”が伝わることの方が大切です。
うまく話そうとしすぎなくて大丈夫。二人がお互いを大切に思っている気持ち、そしてご両親を尊敬・感謝する姿勢が伝われば、それだけで十分です。
相手の親御さんも、完璧な受け答えよりも「この人なら大丈夫」と感じられる“心”を見ています。どうか肩の力を抜いて、自分たちらしい挨拶をしてくださいね。
結婚挨拶でがっかりしないために大切なのは、”準備・礼儀・感謝の言葉”です。
たとえ思ったような反応が返ってこなかったとしても、二人が誠意を尽くしていれば、それはちゃんと伝わります。
また、すでに結婚の挨拶を一度済ませ、期待していたような温かい反応がなかったり、思うように会話が弾まなかったりした人もいるでしょう。
でも、結婚はこれからが本番。挨拶は”始まりの一歩”であって、すべてを決めるものではありません。
大切なのは、ふたりでその経験をどう受け止め、これからどう築いていくか。がっかりした分だけ、これからの行動次第で信頼を育てていく余地があるのです。

私が実践したのは、”もし自分の子どもがパートナーを連れて挨拶に来たら”と客観的に想像すること。
「子どもの結婚相手がどんな服装・髪型・態度だったら好印象か」をベースに考えると、そのイメージに近づきやすくなります。
結婚挨拶は、人生の中の”たった一日”。がっかりしない・させないために、この記事を役立ててくださいね。
あとから読み返したいときに活用してくださいね。


